番外編 〜 独断と偏見のお勧めの宿

安宿。安い!! の一言


Retkeilymaja Tervashonka @ Rovaniemi

98年5月(2泊)



”Retkeilymaja”というのはフィンランド語で「ユースホステル」という意味です。これは安宿というよりユースホステルなのです。なので物価が日本並みに高い北欧でも1泊85FIM(ユースの会員は60FIM)、当時のレートで約2200円でした。ユースホステル(YH)で2200円じゃ全然安くないと思うかもしれませんが、普通のホテルで300FIMは下らないというフィンランドではこれで十分安いのです。朝食は別に26FIMです。

北欧編のスケジュールを見ていただければわかりますが、朝7:40ころにヘルシンキからの寝台列車でロヴァニエミに着きました。起きたばっかりのボケェ〜っとした頭で人気のないロヴァニエミの町をYHに向かっててくてく歩き出したのでした。YHに着いて受付で白髪&メガネでニコニコ&ふっくらな、いかにも「ヨーロッパのおばあちゃん」に部屋があるかと聞いてみると「ある」ということなので即決定! それが8:00ころ。こんな時間にチェック・イン、しかも部屋に入れてくれたのは初めて! おまけにそんな時間にチェック・インしたその宿で朝食を食べてしまいました(もちろん26FIM)。これも初めて。ふつう宿といえば夕方か夜にチェック・インするものなので、1日分トクした気分でした。

部屋は2階の道路側で2段ベッドが2つの4人部屋。ベッドも部屋の机と椅子も白木のいちおう北欧調家具でした。高級感は全くありませんでしたが....。部屋には他に日本人が2人とドイツ人の兄ちゃんが1人。日本人2人組はスウェーデンを北上してフィンランドに入り、これからヘルシンキ方面へ南下していくと言っていました。相部屋のもう一人の兄ちゃんは私がドイツ人に対して持っているイメージからは大きくかけ離れた「ああ〜、眠てぇ〜。疲れたなぁ....」といった感じの雰囲気をビンビンに漂わせているダラけたドイツ人(??)でした。特に病気かなんかで具合が悪いわけでもなさそうでしたし、ああいうドイツ人もたまにゃいるのか...。

さてチェック・アウトする日。
実はチェック・インの日に、1泊85FIMなのに「いかにもヨーロッパのおばあちゃん」は「85FIM×2=170FIM」よりも低い金額(たしか150か140FIM)を言ってきたのです。「こりゃ、計算間違ってるな」と思ったもののホントの金額より安かったので知らんぷりして言われた金額を払いました。ところがチェック・アウトするときにおばあちゃん気がついたのです! 出かける準備をしている部屋にやってきて「アハハハ、あたしゃ計算間違ってたよ。なんかヘンな金額だと思ってたのよ。」だとさ。
おしい。もうちょっと気がつかなきゃOKだったのに....。

ちなみに場所はロヴァニエミの駅から徒歩10〜15分くらい。電話番号は016−344644。『歩き方・北欧’97〜’98年版』のロヴァニエミのページには載っていました。






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