はじまりは「この電話はお客様のご都合により....」
95年のLicence取得からはや2年が経ちました。まさにペーパー・ドライバーならぬペーパー・パイロット。ああイカン、血が騒ぐ。と思ってLicenceをとった学校の日本のオフィスに電話をすると「お客様のご都合により云々かんぬん」とのお姉さんのアナウンス。なに!夜逃げか? と思ったのですが、とりあえずLancasterの現地の学校に電話してみると電話は通じます。よく聞いてみると早い話が閉鎖です。現地のほうもちょうど後片付けをしているところでした。

TOMCAT@キャマリロ
それじゃあしょうがないということであっちこっちあたってキャマリロのTOMCATで飛ぶことにしました。OBじゃないので実費以外に入学金やなんだかんだで10万円近く取られましたが、この世界ではどこの学校もそうですからべつにTOMCATがボッタクリというわけでもありません。と弁護しておきます。TOMCATにした理由はキャマリロ空港がRunway1本でClassD Airspaceだったから。Non Towerや混んでる飛行場じゃやってられまへん。

ヒコーキたくさん、乗りホーダイ。でもクライ
TOMCATももちろん良いところも悪いところもあります。
なんといってもよかったのは、ヒコーキがたくさんあることとキャマリロは風がほとんど吹かないということです。Chanel Island Aviation(CAI)という現地の学校と提携している関係で機体には困ってないみたい。セスナなんかワンサカあって1機を1日Keepしてくれたりします。それから風もほとんど吹かない(Calmかせいぜい6〜7ノット)ので風にあおられることもなく気持ちよく飛んでいられます。

あと、悪いところ、というかマイッタところ。暗いんです。雰囲気が。よくいえば真面目。Lancasterの学校は生徒もインストラクターも能天気なのが多くていつもバカな話ばっかりしてて「ぎゃはははは!!!」って感じだったので、このギャップには参りました。あんまりアホな話ができる雰囲気じゃあないです。日本人のインストラクターがまずオタクっぽくて暗かった(コレ読んでたらゴメンナサイ m(_ _)m)。
それからSOLOに出るまでCross CountryのReviewを2本もやるんです。Studentじゃあるまいし。PICなんですから。おかげでSOLOに出るまでCross Country2本で合計4時間近く飛びました。もちろんDual。いくら「学校の規定」といわれてもPICにクロカン2発はちょっとやりすぎじゃないですか?((爆)) 

SOLOになったらこっちのもの??? 東へ、西へ
まぁそうこうしてSOLOに出てからはSan Luois Obispoと前から行きたかったSanta Monicaへ行きました。ちなみに、これ(↓)がセスナ152のパネルで、高度海抜6560フィート(約2200メートル)で250°のC152 panel方向(西南西)に向いて、毎分200フィートづつ高度を上げながら飛んでいる、ということがわかります。
キャマリロからSan Louis ObispoへのCross Country Flightの途中の写真です。Log Bookによると、朝の10時前に出かけて、行きが1.3時間、帰りが思いっきり向かい風だったので1.8時間かかっています。距離は往復200マイル。向こうでご飯食べてガソリン積んで、帰りのフライト・プラン作ってたのでキャマリロに帰ってきたのは午後3時ころでした。

下の写真がLeft Down Windから撮ったSan Louis Obispo Airportの写真です。Runwayを右から左にTakeOffしてぐるっとTurnしてCamarilloに向かう、というところです。

それからSanta Monicaですが、こちらは近くて往復70マイル。行きも帰りも片道0.8時間、50分弱です。行きはVFR followingでレーダー・サービス受けて行ったので、らくちんらくちん! 自分の居場所は教えてくれるは、Airportの方向・距離も教えてくれるのです。Santa MonicaはLA Class Bの下にあるので高度とかもきっちり守らないとヤバイですし、まずLAのスモッグで近くに行くまでAirportが見えないのです。レーダー・サービスしてもらってRunwayが見えてくるとレーダーにはバイバイしてSanta Monica Towerにコンタクトして、という具合になります。

Santa Monicaの空港はいいですよぉ! 幅は広いし長いし舗装はキレイ! おまけにすいてるし。あんな空港にビシッとLandingするとなんとなく急に上手くなったような気がします。ここではPilot Lounge(どこの空港にもパイロットの休憩室みたいなのがあるのです)でお茶飲んでそのへんブラブラして帰ってきました。

実際にTOMCATへ行ったのは9日間で、Flight Timeが18時間、1日あたり2時間ですからまぁよしとしましょう。けれど、使ってもないHead Set代や記録にないインストラクターFeeだとか、事前に知らされていない電話の使用料(1回でも使ったら通話料とは別にUS$30!!)とか請求されて金銭面でトラブった(最終的には私の正当性が証明され、そんなもん払いませんでしたが)のでもうTOMCATで乗ることもないでしょー。

でもここのSchoolはヒコーキたくさんあるので、短期間でとにかくたくさん乗りたい人にはお勧めです。





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