番外編 〜 独断と偏見のお勧めの宿

中級。まあまあ、それなりに。







武漢人民飯店
96年9月(3泊)


重慶から2泊3日の三峡下りで武漢の町にたどり着きました。この武漢という町は漢口・武昌・漢陽の3つの地域から出来ていて三峡下りの船は長江左岸の漢口に着きます。船のチケットを買うときに「漢口じゃなくて武漢に行きたいんだ!!」と言って切符売り場のおばさんを困らせないようにしましょう。

船が夜の8時か9時くらいにつくと宿の客引きが待ち構えています。名前からして中国人民しか泊まれなさそうなこのホテルに泊まるつもりでしたから客引きはテキトーにあしらっていましたが、今考えると客引きについて行って人民飯店よりももっと中国人民しか泊まれない(原則として)であろう旅社や招待所に泊まったほうが面白かったかもしれないとくやまれます....。

旅レポの方にも書いてありますが、受付の女の子(20歳前後?)がニコニコしていて英語しゃべれるのには驚きました。ぜぇんぜぇんフツーの英語!土産物屋のわけのわからん英語ではありません。おまけにお店やホテルで笑顔で応対されるのも中国では初めての経験でした。値段は一泊218元(このハンパな値段は何なのでしょう? 2800円くらい)で朝食付きです。この「朝食付き」というのは中国ではヒジョーに珍しいのです! どんな朝食かというと日本で言うところの中華バイキングで、日本のホテルの朝食バイキングがそのまんま中華料理になったところを想像すればOKです。根が貧乏性なので部屋代に含まれていると考えるとついつい朝っぱらからガンガン食べてしまうのでした。

このホテル、毎晩カラOKのおさそい電話がかかってきます。「女の子いらないか?」というのはアジアではどの国でもよくありますが、ホテルの中のカラOK屋から毎晩おさそい電話がかかってくるのは初めてでした。断ると意外とあっさりあきらめてグァチャ〜ンと電話切ってしまいますが、中国人は電話切るときに受話器投げるようにして切るので特に怒って切っているわけでもないのです。

受付は英語も通じるし楽チンだなぁ、と思っていたらあのニコニコ英語の上手な女の子はチェックインした日だけで、あとは中国語オンリーかつやる気のなさそうな無愛想中国的服務員でした。






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