■芸能人が顔をしかめるアレ
数ヶ月前に香港へ行ったある旅サークル仲間から亀ゼリーを強烈に勧められた。
「いそやまさん、香港に行ったら亀ゼリー絶対食べてくださいね!(^^)」
「ええ〜、でもさぁ、亀ゼリーってテレビの食べ歩き番組で芸能人とかが「げぇぇぇぇっ、まっじぃぃぃぃ!」って言っているアレだよね?」
「芸能人はバカなんですよ。絶対美味しいですから!」
「食べた後に”口直し”とか言ってマンゴー・プリン屋にでも行きそう」

黄色い看板が目印?? |
という会話が出発1ヶ月ほど前に某BBS上で飛び交い、おまけに「尖沙咀のHISのとなりの海天堂」(右の写真)と店まで推薦されてしまった(笑)。
■デザートに亀ゼリー
その”ある旅サークル”のまた別のメンバーの一人と香港で落ち合い、メシでも食いましょということになっていた。というわけで一人で亀ゼリーにチャレンジするのではなく、その日まで避けていた....いや、取っておいたのである。
尖沙咀の某上海料理屋の次に「じゃあ、行きますか...」と二人して海天堂へ向かう。この海天堂はチェーン店なので香港のあっちこっちで見かけるが「尖沙咀のHISのとなりの海天堂」であることが重要なのである。他の店ではいけない。
話に聞いていたとおり店の前には亀の甲羅の山がある。店内は丸テーブルが4〜5つあるだけだが席はあいていた。亀ゼリーといえば香港の食としてはかなり有名な部類に入るはずなのに意外とすいている....やな予感(笑)。
適当に座るとおばちゃんが日本語メニューを持ってくる
が、このメニューがまた意味不明で、「亀ゼリー」(HK$50)と「濃い亀ゼリー」(HK$80)とがある。写真ではよく見えないが、メニューにはそれぞれ、
亀ゼリー HK$50
体内の器官機能の改善、血液の新陳代謝の促進、便秘などにも
効果があり、云々
濃い亀ゼリー HK$80
体を強くし、腎臓の痛み・腰痛・・・(中略)・・・身体衰弱などに効果的です。
などと能書きをたれている。その他亀ゼリーの親戚として「亀の茶」などもあるようだ。
もちろん濃くないほうの亀ゼリーを2つ頼む。と、1つ買えばもうひとつついてくる、いわゆる「一買一送」というやつで、結局2つでHK$50。いやぁ、助かった(何が助かったんだ?...笑)。
食べてみた感想?
うぅぅぅむ、ゼリーです。テーブルの上の蜂蜜ポットにナットク。漢方な味(どういう味だ?)で、能書きにあるように確かに体には良さそうだ.....

一買一送で2つでHK$50。左の赤いのが蜂蜜ポット。 |
結局、推薦者の味覚は「????」ということで結論付けられ、二人は口直しと称してスタバに向かったのであります。
良薬(?)、口に苦かったでっす。
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