もともと実家は奈良である。通算10年以上は住んだ。しかし奈良公園あたりは意外と疎い。ただし、疎いとは言っても関西人のレベルでの話であり、他の地方の人に比べるとバリバリに詳しい。
というわけでいまさらの感は拭えないが、今回は奈良(奈良公園あたり、平城宮、法隆寺)観光をしてみた。
|
お上りさん丸出し。三条通〜興福寺・五重塔 |
 |
JR奈良駅からスタートだが、この旧奈良駅舎、屋根が五重塔のてっぺんのようになっているのに気が付いたのは、恥ずかしながら大学に入ってからである。
保育所のガキのころは上を見上げたりせんかったから、ぜんぜん知らんかったわ。
|
まず、三条通の白玉屋で最中好きの母のために最中「みむろ」を買う(親孝行〜♪)。元々は桜井の三輪神社の参道にあるのが本店だが、最中好きに言わせるとそれはもう美味いらしい。
いちおう試しに一つ買うて食べてみたら、あんこが激甘やったわ。
|

|

猿沢の池に五重塔が映った
ガイドブックや絵葉書でよくあるアングル(笑) |

興福寺。
東金堂と五重塔。
|
正倉院展以外はすいている奈良国立博物館。 |
猿沢の池、興福寺・五重塔を経て奈良国立博物館へ。

10月末〜11月頭と正倉院展が開かれるが、そのときはもう激混みで2時間待ちはざらで、
行列が国立博物館・新館(上の写真)の周りをトグロを巻くという殺人的混雑である。
そこまでして見るか。。。。
今回は常設展示のほか、「特別展・院政期の絵画」をやっていた。
両方で1,000円。
|
鹿せんべいをめぐる、鹿(天然記念物さま!)と鹿せんべい屋の仁義なき戦い。 |
よそから来た人は、鹿せんべい(*)は「鹿の形(または鹿の絵のある)人間用のせんべい」と大きな勘違いをしている人がたまぁにいる。マジ。瓦煎餅の感覚なのだろう。
(ところで鹿せんべいを食べてみたことのある人いらっしゃいましたら、どんな味だったか掲示板でレポートしてください(笑))
土産物屋のおばちゃんの話によると、春・秋の行楽シーズンになると鹿もせんべいをたくさんもらえるので太るらしい。逆にシーズン・オフは、鹿も腹をすかして土産物屋の鹿せんべいを虎視眈々と狙っている。
かくして鹿せんべいをめぐる人間と鹿の戦いは続くのである。
▼どの店もみな、がっちりと金網でガード。 |

* : 「鹿せんべい」は財団法人奈良の鹿愛護会の登録商標です。
|
参りましょう。奈良大仏。 |

今回は回廊の外から覗くだけでなく、500円奮発して中に入ってみた。
東大寺大仏殿(東大寺金堂)はさすがに修学旅行生だらけだった。

正式には国宝・盧舎那大仏。
通称「ならのだいぶっさん」。なぜか関西人はみんなそう呼ぶ。
アカデミックに情報を記載すると
・像の高さ
・頭部
・目長
・耳長
・台座高 |
:14.98m
: 5.41m
: 1.02m
: 2.54m
: 3.05m |
となる。

これは有名な大仏殿の中の柱の「穴」。
たしか大仏の鼻の穴と同じ大きさで、
大半の奈良の子供(男の子)は一度はくぐったことがあるはず。
そういえば保育所の頃にくぐったことがあったなぁ。
うちの妹は女の子やから、やったかどうかわからんけど。
ちなみに当日は外人の姉ちゃんと兄ちゃんがくぐっとりました。
|
二月堂〜春日大社。お昼はやっぱり名物・茶粥。 |

昼食は二月堂近くで茶粥を食べた。小鉢とわらび餅つきの「茶粥セット」。
茶粥が奈良名物だと知ったのも、じつは数年前である(笑)
一言で言えば、ほうじ茶で炊いたお粥。
ふつうの白いお粥は下手すると病人食っぽいが、茶粥は健康的である。
簡単そうなので今度自分で作ってみようと思う。

左写真が二月堂、右写真はその二月堂からの眺め。
真ん中のむこうのほうの三角屋根は東大寺大仏殿である。
ちなみに一月堂は知らないが、近くに三月堂と四月堂はある。

若草山。
むかし保育所の遠足とかで行ったことがあるが、入山料が要る(つまり有料)とは知らなかった。

春日大社。
初詣のときはおそらく県内で最も混むところだと思う。
また、お盆の万灯供養も絶景である。
|
奈良のお土産 |

東向の山崎屋で奈良漬を買う。
拙宅では奈良漬というと、昔からなぜかこの店と決まっていた。
ただし母ですら店の名前を知らず、うちでは「東向のあの奈良漬屋」で通じていた(爆)
同じパックでも微妙に値段が違うのは、基本的に「量り売り」だからである。良心的といえよう。
前回は正統派の瓜の奈良漬を買ったが、今回はきゅうりにしてみた。
きゅうりも悪ないけど、やっぱり瓜のほうが美味しいわ。
変わったところではスイカなんちゅうのもある。
|

|

|
鹿の皮。400円。
(他にもサイズ違いでいろいろあり)
眼鏡やパソコン画面拭きに絶大な威力を発揮する。
眼鏡屋さんで付けてくれるなんとかクロスなどは、
足元にも及ばない。
|
柿の葉寿司。
奈良といえばやっぱり柿の葉寿司。
もともとは吉野方面のものだが、県内あっちこっちに何種類かの店がある。
具も鯖や鮭がある。 |
その他付録...と言うと失礼か(笑) |

畏れ多くも開化天皇(第9代天皇。BC158〜BC98)陵。宮内庁管理。
場所は奈良市のど真ん中、三条通脇、ホテルフジタ奈良の隣にある。
中学校の頃近所に古墳があったが、奈良はそういう土地なのです。
桜井や天理のほう(いわゆる山辺の道)に行くと、もう古墳だらけ。

鹿のおもちゃ。
これ、超ロングセラーだと思う。
物心付いた頃には売っていた。今も売っている、というかちゃんと売れている。
値段も500円らいの良心的な価格である。

鹿防護策付トイレ...やと思う。
興福寺近くの公厠だが、この柵、絶対鹿の乱入、いや闖入防止に違いない。
用を済ませて振り向いて鹿と眼が合うたら、そらびっくりするわ。
「うぅぅっわぁ!!」って。
平城宮編にto be continue....
|