せっかく大阪に引っ越してきたし寒くなってきたので、最初は有馬温泉にでも行こうかと思っていた。しかし調べてみると、有馬は高い。それに一人宿泊可能な旅館がほとんどないということが分かった。
ああ、これが日本の国内旅行の現状である。
で、近場で探すと城崎温泉があるではないか。こっちは一人宿泊可能で一泊1万円前後の「旅館」がいくつかあった。が、よく考えてみると冬の日本海は寒そうである。
そこで、小学校の修学旅行以来ひさしぶりに「そうだ 伊勢、行こう。」
寒さも大阪と同じくらいだし、まず食べ物、つまりシーフード(いや「海鮮」というべきか?)が美味い!!
切符は近鉄の「まわりゃんせ」を阿倍野站にて購入。ななな、なんと大人9,500円で往復の特急代(鶴橋〜鳥羽、約7,000円)と25以上の観光施設の入場料が含まれ、三重交通バス・松阪〜賢島間近鉄乗り放題という超お買い得商品。鳥羽水族館2,400円(!!)、ミキモト真珠島1,500円(!!!)、二見シーパラダイス1,300円(!!!!)というぶったまげる入場料の高さを知れば、「まわりゃんせ」以外は考えられない。
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平日の近鉄特急(伊勢志摩ライナー・デラックスカー)はスカスカだった。 |
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400円プラスしてデラックス・カーに乗ってみた。鶴橋から宇治山田までこんな(←左写真)感じだった。しかも宇治山田では半分くらいの人が降りてしまい、さらにガラガラになってしまったのである。いくらお盆や初詣のときは混むとはいえ、これでやっていけてるのか、近鉄よ。
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と、ガラガラの伊勢志摩ライナーは定刻どおり(日本だと当然か(^^ゞ)鳥羽駅に到着。平日昼前の鳥羽駅に観光地駅の面影はない(笑)
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鳥羽といえば、御木本真珠島。 |
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鳥羽と言えば真珠。真珠と言えば御木本。というわけで、いきなり超ミーハーではあるが御木本真珠島へ。
こちらもがらがらなので、真珠博物館では案内のお姉さんがこれまた懇切丁寧に説明してくれる。完全に個人ガイド。
で、初めて知ったのですが、真珠ってアコヤ貝(とか、その他の貝)の内側のきらきらしたの、あれが核のまわりにくっついてあんな具合に輝くものが出来るのです。へぇ〜、でした。
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おおお〜、さっぶぅぅぅぅぅ。海女スタンド。
当日の水温14度(と、アナウンスされていた)

一日に数回、各回10分ほど海女の人が目の前で潜ってさざえ(かな?)等を採って実演をする。
しかし、この時代でも全国に2000人もの海女の人がいらっしゃるそうな。
お疲れ様です。

御木本幸吉記念館にあった「かご」。
「座るとこわれます」とあったが、書くなら「座らないでください」とちゃう?
御木本真珠島入場料1500円は「まわりゃんせ」でタダv(^^)v
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ミーハーついでに鳥羽水族館。 |
鳥羽水族館の特徴はいわゆる「順路」がないことである。
全体がA〜Lの12のゾーンに分かれていて、「お好きなところからど〜ぞ」となっている。
端から順番に全てを舐めるように観て回る日本の美術館・博物館の方式(というか国民性?)
に辟易していた私は、この方式は大賛成である。
途中から観ようが逆流しようが、誰にもムッとされない。
でも、鳥羽水族館といえば、やっぱりアシカの曲芸やね。

アシカの曲芸は何回見ても飽きない。
ボールを使う芸は定番だが、サッカー・ブームの昨今は
そのボールをドリブル(押して転がすだけ)したりシュート(体で押していって自分もいっしょにゴールに入ってしまう)といった新種の芸もあった。
その他、お客さん参加型の芸(お客さんが投げる輪をアシカが受ける)もあり、
最後にお礼としてアシカのチューがあるが、
「ヒゲがくすぐったかった」というのが参加者談だった(爆)
ちなみに上の写真は三輪車に乗る(けっしてこいではいない)芸である。
ここも入館料2400円のところ、「まわりゃんせ」様のお陰でタダ(^^)
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で、今回のお宿は「日章館」@二見浦。 |

参宮線で二見浦へ。
一両編成の電車(正確には機関車。ディーゼル機関車)は久しぶりだった。
ホームは5〜6両は停められそうに長いのに。。。。
【日章館】

土曜日は他に2組ほど泊まっていたようだが、金曜日は他に宿泊客は見かけなかった。
というわけで、二泊とも大浴場は独り占め。
ちなみに料金は楽天トラベルで予約して、金曜日が10,500円、土曜日が11,500円。
もちろん二食付。
静かで宿の人は親切だし、夫婦岩も散歩の距離でいい宿です。

宿の裏はすぐ海なので、部屋からの眺めは絶景(^^)v
やや腰砕けな日章館WebSiteはこちら(爆)。
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