岐阜〜愛・地球博〜松本の国内大旅行の初日、まずは名古屋をすっ飛ばし岐阜・稲葉山城へ直行。会社に行くのと同じ時間に家を出たせいで、9:30にはすでに岐阜站に降り立っていた。
NHK大河ドラマの国盗り物語にはまり、小学生の頃にすでに司馬遼太郎の『国盗り物語』を読んでいた身には、岐阜城は稲葉山城以外のなにものでもなく、金華山は稲葉山以外のなにものでもなかった。さらに言えば、いまだに平幹二郎といえば斉藤道三、火野正平といえば木下藤吉郎、松坂慶子といえば濃姫、その他ちょっとマニアックなところで江守徹といえば黒田官兵衛である。
歳がモロバレ(爆)
時代感を出すためにセピア色にしてみましたが、どないでしょうか? |
「天守閣から眼下の長良川を眺めればあなたも天下人」(とパンレットには書いてあった)な稲葉山城。 |
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稲葉山城は稲葉山のてっぺんにある、典型的戦国時代的山城である。
今では頂上付近まではロープウェイで行ける。岐阜站の観光案内所その他で岐阜観光マップをもらうと、その隅っこにロープウェイの割引券が付いていて、往復大人個人料金(1,050円)→大人団体料金(950円)に割引してくれる。
左の写真は、ロープウェイの頂上駅で降りてしばらく行ったところにある「天下第一の門」である。 |
門をくぐってもう少し行った左手に、「豊臣秀吉、千成瓢箪発祥の地」がある。ここで豊臣秀吉(そのころは木下藤吉郎)がはじめて千成瓢箪をかかげたらしい。(だからどうした??)
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それをまたしばらく(5分くらい?)歩いていくと、「斉藤道三・織田信長ゆかりの岐阜城」という看板の向こうに、稲葉山城の天守閣が見えてくる。
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稲葉山城(←しつこい!!)天守閣のチケット
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天守閣からは長良川や、かつて「井ノ口」といわれた城下が一望のもとである。
標高329m。高くて怖かった(^^ゞ
名古屋城や大阪城の比ではありませなんだ。
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右奥は岐阜城資料館。もとの武器庫・食料庫を昭和54年に復元したらしい。
左手前は厠。こちらは外見は昔風だが、復元どころか完全現代建築。 |

天守閣の中は資料展示室。
岐阜城資料館(右写真、上写真の右奥)と共通で
入場料は200円。 |

岐阜城資料館(左上写真右奥)の中。
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井戸、と書いてあったが、とは言っても山の上なので水が沸いてくるはずも無く、
岩をくりぬき雨水を貯めるという、なかなかワイルドな「井戸」である。
今でもしっかり雨水が貯まっている。

山頂站の近くのレストランの屋上は展望台になっているが、
だれもいなかった。

こんなにいい眺めなのにもったいない。

しかも双眼鏡は50円という超良心的な料金である。

というわけで、山を下りた。
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稲葉山のふもとは岐阜公園。 |

稲葉山のふもとは岐阜公園(そのまんま!!)である。
たいして広くも無いが、人も少なくのんびりしている。
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が、板垣退助(下左写真)や明治天皇(下右写真)の銅像があったりする。
板垣退助はここで遭難し、例の「板垣死すとも自由は死せず!」を叫んだ....らしい。
ちなみに、板垣退助はその事件で死んだと思われているが、その後もちゃんと生きながらえている。
一方明治天皇の銅像は、ようわからん。行幸でもされたのか?
台座の横に「内閣総理大臣 田中角栄」とあったのがこれまた意味深である。
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