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Buraimi Mosqu

ブライミ・モスク @Buraimi, Oman


お前はほんとにガイドか?とアルアインへ
(Al Ain(UAE)&Buraimi(Oman))

ドバイもいいところだが、ほかのところも見てみたい。
アラビアといえばラクダである。聞くところによるとアル・アインでキャメル・マーケット、すなはちラクダ市が開かれるらしい。で、宿のオヤジにたずねると日帰りオプショナル・ツアーがあるというので予約を頼む。お値段は170ディラハム。

が、夜に宿に戻ってくるとオヤジの言うには、
「大きなバス(つまり観光バスみたいなサイズか?)で行くのだが、人数が集まらなくて次のツアーはいつだかわからないらしい」
こりゃ自分でバスで行くか、と思っていたら翌日またそのオヤジが言う。
「旅行社に話してみたらタクシーをチャーターしていくという手があるがどうする? 値段は210ディラハムと言ってる。」
うぅぅぅむ、プラス40ディラハムかぁ。ま、『●き方』によると「1日タクシーをチャーターすると250ディラハム」とあるのでそれより安いからいいか、とOKするとまたオヤジがいうには「アル・アインは”FUN CITY”だ。」だと。ほぉぉぉ、そんなに楽しいところなのか、と思っていたら全然意味が違うということが後で判明した。

当日朝、旅行社が迎えに来てアル・アインへと向かう。運転手ともうひとり、計2人のアラブ兄ちゃん。砂漠の真中を完全舗装された高速道路を走って1時間半ほどでアル・アインの町へ。が、ここからが「お前はほんとにガイドか?」状態であった。
運転手の兄ちゃんは町の中をぐるぐるあっちこっち走り周る。アル・アインへの道すがら「アル・アインでどこに行きたいか?」というので、例のキャメル・マーケットとブライミ(オマーン領)のモスクその他を”申告”しておいた。ところがぐるぐる走りまわった挙句に車を停めたのは遊園地らしきところで、その遊園地らしきものの入り口にはでっかく”FUN CITY”と書かれていた(@_@)。ハハハ、そういう意味だったのか。
宿のオヤジの言った”AlAin is FUN CITY.”というのは「アル・アインは楽しい町だ」という意味ではなく「アル・アインに行ったらFUN CITYという遊園地に行くべきだ」ということだったのだ。そこでもひとつ「お前はホントにガイドか?」となったのが、その日は「御婦人・お子様専用日」(Lady’s Day)だったのである。この国では公園や遊園地等娯楽施設ではよく「御婦人・お子様専用日」が設けられている。
ま、アラビアまで来てべつに遊園地に行きたいわけでもなかったので休みだろうがLady’s Dayだろうがどうでもよかったのたが。

じゃあ次はキャメル・マーケットへ行こうということになったが、兄ちゃん2人していきなり遊園地の入り口のところの売店のおっさんに道を聞いている(爆) ここでもまた「お前はホントにガイドか?」状態である。
だが、「お前はホントにガイドか?」状態はこれだけではなかった。その後もオマーンに入ったところの自動車修理工場のおっさんに道を尋ね、レストランのおばちゃんにも道を尋ね、植物園(らしきところ)の守衛のおっさんにまで道を聞いていた。

そんな感じであっちこっちで道を聞きまくり、はるばるアジアの東のはしっこから来た旅行者でも分かるくらい同じところを何度もグルグルまわってなんとかラクダ市(↓)に着いた。
らくだ市 その1

らくだ市 その2

らくだ市 その3

らくだ、ラクダ、駱駝.....
らくだ、ラクダ、駱駝.....
さすがに「市」というだけあって、日本での「かわいいラクダ」的な扱いではなく完全に家畜扱いであった。
大小・老若男女(だと思う)、それはもうラクダだらけである。値段? 直接聞きはしなかったが、『○き方』には1頭15万円と書いてある。

で、次はオマーン領ブライミ(※)のモスクに行くことにしたが、今度はラクダ市とは違って遠くからも見えているので「怪しいガイド」でも迷うことはなかった(爆)
モスクの駐車場に車を停めると”運転手+付き添い”は「ちょっと礼拝してきてもいいか?」と聞く。とくに急ぐことも無いのでOKする。ドバイに来てからイスラムの風習を身近に見ることもあまりなく拍子抜けしていたので、このときは逆に新鮮だった。
その間なにをしてたかというと、モスクの周りをぶらぶら歩いて写真を撮ったり、この際だからと「オマーンの厠@ブライミ・モスク」を体験しておりました(笑)
厠@オマーン 「オマーンの厠@ブライミ・モスク」
 
ぜぇんぜんキレイ!

(※)ブライミの町はオマーン領だがUAEからVISA無しで行ける。
ブライミがUAE領に食いこんだ形になっていてUAEから行くと、
アル・アイン(UAE領)
         ↓
   
UAE/オマーン国境・・・道路わきの看板のみ
         ↓        (オマーン側からみた看板→)
   ブライミ(オマーン領)
         ↓
  
 UAE/オマーンのイミグレ
         ↓
   名実ともにオマーン

となる。順番ぐちゃぐちゃ。
UAE/オマーン国境

だが、逆にオマーンの人が自国領であるブライミに来る場合には上記の逆になり、自国領に行くのに「出国」しなければならないという理不尽な状況になるのである。地続きの国ではこういうこともあるのです。




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