logo


砂漠の夜の妖しいベリーダンス

砂漠の夜の妖しい(?)ベリー・ダンス @UAE


"I want Money"なアラビアン・ナイト


ラクダの次は砂漠。典型的観光客の典型的発想である(笑)

今度は宿のオッサンではなく観光局の兄ちゃんに尋ねてみると、ベリータダンスとBBQその他もセットになった「デザート・サファリ・ツアー」なるものがあるという。おまけにその兄ちゃんは旅行会社に電話をかけてくれるということでカウンターの受話器を取った。おっ、予約までしてくれるのか....と思ったら、相手と繋がったところでホイッと受話器を渡された。
電話の向うのお姉ちゃんはじつに愛想がよかった。
「ランドクルーザーで砂漠を走りまわって、その後はキャメル・ライディング(つまりラクダ乗り)、BBQ、ベリーダンス。時間があればバギーにも乗れますよ。小さなホテルでももちろんピックアップOKです。お値段は全て込み込みで140ディラハムです(^^) 代金はドライバーに払ってください」

が、ピックアップに来たおっさんはなぜか機嫌が悪かった。
他のホテルの客が時間を間違ってロビーで待たされたらしい。そうして時間が遅れたのと待たされてムッとした分、TOYOTAランクルを死にモノ狂いでぶっ飛ばして砂漠へと向かうのであった。
ところで、「代金はドライバーに払ってください」の「ドライバー」ってこの運ちゃんだよなぁ....。払わなくていいのかなぁ、と思うが何も言わないし、まっいいか。

desert safari1時間ほど走るとセミデザート(岩まじりの砂漠?)からフルデザート(砂だけの砂漠)に風景は変り、タイヤの空気を抜き砂地に車を入れていく。そこからが砂漠のジェットコースター状態。砂漠の中、最大傾斜角30度はありそうな壁のような砂丘を駆け回る。

うしろに乗っていたロンドンから来た黒人夫婦のカミさんのほうは、最初から最後までずぅぅぅぅぅっと「オォォォォォッッッッ!!」「キャャァァァァッッッ!!」「ヒィィィィィッッッッ!!」と悲鳴を上げておりました(笑) 
ひっくり返りそうになったり、横にずり落ちたりするので、こりゃあそんじょそこらのジェットコースターよりは全然面白いゾ(^^)。

そのうちに日も暮れてキャンプへと向かう。ここで次のプログラム、BBQとベリーダンスである。
BBQと言っても肉だけではなく、正確には「BBQをメインとするアラビア料理(だと思う)フルコース」である。サラダから始まり、しっかりデザートまである。飲んで食ってそろそろベリーダンスかな?というころになっても運ちゃんは金を払えと言わない。このまま、忘れていてくれぇ!

ヘンナに行列 ←アラブ圏ではよく見かける”ヘンナ”。手に模様を書いてくれるアレである。
  ご覧のようにお子様たちには大人気でした。
  その他欧米人大人に人気の「アラブ民族衣装コスプレ」もあり(笑)
こっちは水パイプ場(?)
みんなスパスパやったあとで誰もいなくなったところ。
水タバコ

日本ではアラブ料理屋は行ったことがないが、トルコ料理屋では何度かベリーダンスにお目にかかった。みんなでベリー・ダンス
そのどれもが「妖しかった」。おまけにどれもが「観衆参加型」であった(笑) 
アラビアにおけるベリーダンスは「本場」であり、当然「妖しく、かつ当然のように観衆参加型」であったが、ダンサーに引っ張られて尻込みするのは、なにも我々日本人だけではないということがその場で判明した。欧米人でも、2人に1人は「いやぁ、オレはいいよ(^_^;)」と手を振って断っておりましたゾ。

ですが、最後は右写真のように「輪になって」たが....。

ベリーダンスもおわり解散となり、運ちゃんが自分の車のメンツに声をかけて集める。金を払っていないなぁ....もう一息、忘れていてくれ...と思ったが甘かった。
運ちゃんはこっちこっちと手招きをし、いかにも大事な話があるというような顔をして耳元でささやいた。
”I want Money."

ブァハハハハハ! もうちょっとスマートな言い方はないのか?(爆) 恐ろしく単刀直入な表現である。

いやぁ、最後の一言が妙に印象に残った”ARABIAN NIGHT”どぇした。




| プロローグ | ドバイ、侮るべからず | アル・アイン | アラビアン・ナイト | 何が食えるか?| シンガポール
スケジュール表

アラビア&シンガポール旅行TOP

TRAVEL TOP PAGE