デプン寺

デプン寺


走るなキケン。息切れ注意。
(拉薩その2)


フツーの日本人の頭には「チベット=空気が薄い=高山病」いう図式がある。
否定はしない(キッパリ)。全くその通りである(再度キッパリ!)。


この高山病というのがクセ者で体力の有る無しに全く関係無いらしく、ガッシリした大男が唸っているかと思うと、華奢な女の子が全然平気だったりする。
高山病対策として、
・呼吸は意識的にゆっくりかつ大きく
・水分(お茶や水)をたくさん取る(1日3リットル(!)という話も。新陳代謝を活発にするためらしい)
・着いた日はシャワーや風呂はさける

などがガイドブックにも載っている。
さらに歩くときはゆっくりと。歩く速さは、チベット人がマニ車を回しながら歩いているくらいがちょうどよく、日本でふだん歩いているようなスピードで歩くとあっという間に息切れする。階段もいつものような調子でかけ上がると2階あたりですでにゼェゼェで、走ったりすると死にますな。
拉薩滞在中に町中で走っている人を見かけなかったのもナットクである。道路を渡るときも一車線づつ車をやりすごしてゆっくりと渡っていく。決して走らない。

だが、息切れしているくらいならまだいいほうで、着いた日の夜か翌日あたりから頭痛が襲ってくる。
『○き方』によると、その次は、
 @吐き気がしてくる
 A実際に吐く
 B体がむくみ、唇が紫色になってくる
 C倒れる

となっている(!!!)。
その先は『○き方』には載っていないがもちろん「死ぬ」である。実際に私の行く数ヶ月前にHimalaya Hotelに泊っていた日本人が高山病で死んだらしい。鐘さんに聞いた話だが、ホテル名までわかっているところがホントっぽい。たかが高山病だとバカにできないのである。
ちなみに私は「ゼェゼェ息切れ&頭痛い〜」程度で助かりました(ホッ)。

高山病対策として「高山病の薬」というのを聞くことがあるが実際にそんなものはなく、酸素を吸うか山を降りるかしか手が無いらしい。ただ、上記の頭痛程度の症状なら市販の頭痛薬で十分である。

では現地の人はどうなのか?
そこは中国。「リクシャ」(輪タクだっけ??)のおやじも他の町より少しスピードは落ちるが人を乗せて走っている(!!)

しかし長い階段を登るのはやはりキツイらしくて、友諠商店の日本語を話せる漢民族のおばちゃん(小姐ではない)はまだポタラ宮に行ったことがないと言っていた。なぜか?
「あんなところに登ったらイキギレします」だと(<オイオイ)。

Altitude Relax Tea
(↑)Altitude Relax Tea
@DUNYA(YAKホテルの隣のレストラン)
ようは「高度順応茶」。全く効果無し。

ソーラーコンロ
デプン寺で見つけたソーラーコンロ(??)
決して侮るなかれ。太陽光線の強いチベットではこれでも十分。
上にのっている鍋の下に手をやると結構熱い(゚o゚)
他の場所でも見かけたので特注品ではなく「既製品」なのか?

ポタラ宮北側 ポタラ宮南側
−ポタラ宮観光客用入り口:北側−
こっちは裏口。運がよければ途中までバスで登れる。
−ポタラ宮ホントの入り口の階段:南側−
巡礼者はこちらから登る。
根性のある(?)欧米人観光客はここから登っていた。


【プチお役立ち知識】 お役立ち度:★★★★★...くらい
チベットは高山病のほかにも日差しの強さにも注意しなければならない。標高が高く空気が澄んでいるために日差しは異常に強く、さらに空気が乾燥しているせいもあり洗濯物もあっという間に乾く。
歩き回るときには帽子もあるにこしたことはない。目の弱い人はサングラスでもかけていないと目が充血してくる。

その他、ご質問ありましたらこちらへド〜ゾ(^^)。





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