問答修行

問答修行@色拉寺
(二人一組で問答。ぐるりと観光客が囲んでいてほとんど観光イベントと化しているようだった)


役立つ拉薩観光情報(ホントか?)
(拉薩その3)


■拉薩における厠に関する一考察■
「中国の厠にはドアがない」「となりのおっさんと尻を並べて●●をしなければならぬ」などと言われており、女性の旅行者が文字通り”尻込み”するのはこのあたりの話である。
しかしよく考えて実際に体験してみると、この「ドアのないトイレ」というのは中国ではたいして珍しいわけでもなく、水が流れる溝に跨って人民と並んで用を足したところでむこうは全然気にもとめていない。恥らっているのはおそらく我々日本人のほうだけであろう。

中国のトイレのドア装備率は日本と比べ物にならないくらい低い(日本は限りなく100%に近い)が、「水洗トイレ率」のほうは意外と高い。拉薩ですらゲストハウスやレストラン(現地人の食堂含め)は全て水洗式であった。日本なぞはつい最近まではちょっと田舎に行くとまず「ボットン方式」だったのにである。ドアがあるほうがエライのか水洗式のほうがエライのかは意見のわかれるところであろう。

厠@拉薩空港 厠@ゾンキョルカン
拉薩空港の厠。ドアも壁もあるが写真のすぐ上で終わっている。水洗式。 ゾンキョ・ルカン(ポタラ宮の裏の公園)の公厠。ドアは無い。水洗式。

空中厠@ポタラ宮 空中厠を覗く
ダライ・ラマも使ったというポタラ宮の厠。いまは公厠として使われている。なななな、なんと木製便器! この右側にももうひとつ並んでいる。
落下式。

で、どれくらい高いのかと覗いてみると少なくとも10mはありそう(゚o゚)。
厠@ジョカン どうか使用済みトイレットペーパーを流さないでください。お願いします。
大昭寺(ジョカン)の厠。便器が平然と2つ並んでいる。水洗式。 どこかのトイレの注意書き。
「どうか使用済みトイレットペーパーを流さないでください。お願いします。」。水道管がトイレットペーパーが流れるようには出来てないらしい。


■ポタラ宮の歩き方■
ポタラ宮の入場料は70元(約1100円)と中国観光地の入場料としては最高の部類に属する。故宮ですら40元である。高さは地上105m(鐘さん(ガイド)情報)。入り口は正面と西側裏側にあり、巡礼者は通常正面入り口から、裏口は観光客専用である。団体さんは裏口から五合目(??)あたりまでバスで登るが、私も鐘さんの「顔」でよその団体さんのバスに乗せてもらって助かったのでした(^^)。

内部は全てが見れるわけではない。「○き方」等には「順路が決まっている」と書いてあるが別に少々逆流・前後してもとやかくいう人はだれもいない。ただ、どの部屋も宝塔や仏像が並んでいて似たり寄ったりなので、順番に見ていかないと迷子になるのは確実である。

そうして真面目に順番に見ていくと大体2時間ほどかかる。が、一旦ポタラ宮に入ると中にはトイレはなく、自然に入り口のところにある鐘さんいはく「伝統的チベット式トイレ」であるところの上記「ダライ・ラマも使った空中厠」にお世話にならざるをえない。
「そんなトイレでやってられんっ!」という人はポタラ宮の麓のどこかで済ませてから上がって来るしかないのである。

ポタラ宮白宮 紅宮屋上
白宮。手前では巨大タンカを広げて修繕中。 紅宮の屋上。ここに出るのに10元也。

ポタラ宮入場券
←ポタラ宮入場券(70元也)
屋上入場券 ←屋上入場券(10元也)


はたして10元の価値があるか???
これがその10元払った屋上からの眺め。10元分の価値ありますかねぇ??
ちなみに拉薩における10元の価値。
 ・ミネラルウォーター(500ml)×5
 ・インターネット×2時間
 ・トイレットペーパー×10本
                   など (^^ゞ

■拉薩では何が食えるか?■
ひととおりは和・洋・中・蔵(チベット)何でも食えるが、もちろん和と洋はそれなりであり、それなりでよければカツ丼もスパゲティも食えるし、ブルーマウンテンコーヒー(28元!! ネスカフェなら5元で十分)も飲める。
その「蔵」の中でもチェックを入れていたのは「ヤク料理」だった。「ヤク・バーガー」「ヤク・ハンバーグ」「ヤク・ステーキ」があると聞いていたが実際に来てみると、それらに加えて「ヤク・ソーセージ」「ヤク肉のソテー」まである(!!)。ハンバーグになるとヤクだかビーフだか違いがわからないが、ヤク肉のソテーあたりは一言で言えば「安い牛肉」。そういえばトナカイの肉のときもこんなことを言ったような気がするゾ。

ヤク・ハンバーグ@カイラス・レストラン モモ
ヤク・ハンバーグ@Kairash Restaurant モモ@Tashi2 Restaurant
モモというのはチベット風餃子。
▲チベット料理 ▼中華料理
水餃子@ポタラ宮対面の店 松茸のスープ
水餃子
お店の小姐が中国らしからぬ
愛想の良さを振りまいておりました。
松茸のスープ
鐘さんと食いに行ってドサクサまぎれに
なぜか私が払うことになってしまった。
2人前で28元也。

もひとつチベットといえば「バター茶」である。材料はバターとお茶と塩。この3つをドンモという直径15cmくらい高さ7〜80cmの筒の中に入れて棒でかき混ぜる。以前ネパールのチベット料理屋で飲んだときに「???」という味だったので今回は”本家チベット”で飲んでみたがやはり同じ味だった。
どんな味? バターとお茶と塩の味、ただそれだけです(笑)。
一応経験として飲んでみるのはすき好んで何回も飲むほどのものではありませぬ。



とまあこんな感じですがお役に立てましたでしょうか?(笑)




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