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一世を風靡した英国料理関係の本に、リンボウ先生こと林望(はやしのぞむ)氏の『イギリスはおいしい』(平凡社)というのがある。たかが旅行者ではなく、実際に住んでみた人の目(いや、舌か?)から見た(いや、食べた?)「英国料理」である。 ま、その名著の足元にもおよばないが、いろいろ食してみたのでご報告。 |
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うわさに聞くスコットランド名物「ハギス:Haggis」である。 エジンバラの某パブにて。 調理法は、 1.羊の内臓を挽く 2.それをオートミールと混ぜる 3.胃袋に詰めて煮る であり、味はこの材料と調理法のまんまの味を想像していただければいい。 そう。ご想像の通りたいして美味くは無い。もう2度と食べることはないだろう(爆)。 最近はこの写真のように、中身だけで出されることも多いらしい。 |
これまた、かの有名な"Fish&Chips"。通は"Fish'n Chips"という。通であろうがなかろうが、不味かろうが美味かろうが、英国に来たからにはこれは絶対に食さなければならぬ。 実は時差ボケのせいか夕方から寝てしまい、目が覚めたら0時前だった。「やっべぇ〜、メシ食い損ねた!」と思ってホテルの前の通りに出てみると、信号2つくらい先に店らしき灯りが見える。ま、なんか食い物売っているかも、と思っていってみるとファースト・フードの店だった。 |
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ハンバーガー、サンドイッチ、ホットドッグ、フライド・チキンなどのほかに、いかにも当然という感じであったあった、「フィッシュ&チップス」が! チップス(英国ではフライド・ポテトなどとは言わない。ましてやフレンチ・フライとはゼッタイ言わない)をスコップでガサガサッと盛り、揚げた魚をボンと乗せ、ブラウン・ソース(日本のトンカツ・ソースに近い)とビネガー(酢)をドバドバっとぶっかける。 先の林望氏は『イギリスはおいしい』に書いておられる。 「−前略− ここに100人の女子学生がいたとすると、その100人が100人とも、 「エー! フライドポテトにお酢ですかぁー? いやだぁー、キッモチワルーイ!」 とこのように、不愉快な抑揚をつけて非難するのはなぜであろう。 −中略− それでいて、マクドナルドのフレンチフライにケチャップなどをベチョベチョつけて食べるくせに。いやんなっちゃうなぁ、と言いたいのはこっちのほうである。」 言われてみればたしかに日本ではフライドポテトにはケチャップである。なぜマックにはビネガーが置いてないのか? ま、置いてあっても、それをフレンチ・フライにかける人はまずいないでしょうな。 |
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ロンドン・キングス・クロス駅で買ったサンドイッチに巻いてあった帯から。 英国には「英国サンドイッチ協会」なるものがあるらしい。さすがはサンドイッチ発祥の国である。 ひょっとしてと思って調べてみるとあったあった、ホームページが(笑)。 冒頭の「ようこそ、サンドイッチ・ワールドへ!」というところに気合いが見えるし、Sandwich Club、Recipe Bookなど、結構マジ? |
これは、まさに『イギリスはおいしい』にいうところの、「”野菜は茹でる”というのが、多くのイギリス人が素朴に信奉している料理の方法で、(以下略)」である。 魚(マスだったと思う)はまだいい。 しかし、付け合せのイモがいけません。皮は当然剥かず、単に「茹でた」(と言うよりも、つけただけ?)だけ。 英国的といえばあまりにも英国的である。 ボウネス(@湖水地方)の某レストランにて。 |
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これはエジンバラの宿の近くのスコッティッシュ・レストラン"stac polly"にて。左が前菜のサラダ、右がメインのサーモンなんとか。 やればできるではないか、英国よ。まるでイタリアかおフランス料理のようである。 |
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次は、世界に冠たる"English Breakfast"英国式朝食である。 朝っぱらから食いすぎ状態。太っ腹な宿だとパンのおかわり自由のところも(爆) |
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