長江@重慶


中国三大火炉・・・重慶



上海から2泊3日40時間で重慶到着。重慶は四川省。でも地図で見てみると中国はまだ西の方に3分の2ほど残っていて、どうも昔から重慶というのはえらい奥のようなイメージがあったのですが、意外と手前。

「中国三大火炉」という言葉があります。つまり炉のように暑い3つの町のことで、そのうちのひとつがこの重慶。あとの2つは成都と 武漢 。9月も下旬だというのにその暑さは尋常でありません。東京でいえば8月のど真ん中くらい。この暑い中を火鍋(しゃぶしゃぶか水炊きみたいなもの)を冷房も無い外でみんなで囲んでいるし、ラーメンもこのあたりへ来ると上海のそれとは違い、赤っぽくかつ辛くなってきます。 なるほど四川省だぁ。 四川料理のはしくれ、といったところでしょうか?

この暑い中を中国の人は異常に朝早くから活動を開始。ホテルのまわりも何個所かビル建設の工事現場があるのですが、これが朝からうるさいのなんの。 恐るべし、チャイニーズの活動力! これは日本もそのうちに抜かれるに違いない、と思ったことがこの旅行中何回かありました。

朝早く、で思い出したのがスッゲー”霧”。朝はもう何も見えません。長江のせいだそうです。長江大橋というのが重慶あたりの長江にかかっているのですが、バスで渡るときも向こう岸が見えず、途中までやってくるとやっと岸が見えてくるという状態。さすがに午後になってくると晴れてくるのですがそれでも完全に晴れることはありません。長江には橋だけではなく、ロープウェイも架かっています。ロープウェイ乗り場まではエレベーターであがって、そこからロープウェイで川をわたる、というあんばい。これも最初は向こう岸が見えません。橋とは違って道が込んでないので乗ってしまえばバスで渡るより全然こっちの方が速いし、中国にしてはめずらしくしゃきしゃきしょっちゅう行き来しているのであまり待つこともないのです。

そうそう、上海から40時間もかけて重慶へ来たのは三峡下り(中国語では「三峡観光」)をするためでした。町中にはいたるところに船の切符を売っているので探す必要も無く、何軒か見てテキトーにその1軒へ入っておばさんと交渉開始。向こうも最初ベラベラと中国語で話し掛けてくるのですが「こりゃダメだ。顔は中国人みたいだけど中国人じゃない」とでも思ったのか、いきなり紙とボールペンで筆談に。「后天、我要到武漢」(あさって、武漢に行きたいんですけどぉ。)と言うと、紙に「二等、三等」と書いてきたので、三等に○をつける。すると「266元」とおばさんは書く。思ったよりかなり安かったので「好、好」ということで即購入。鉄道の切符買うのに比べると、外国人値段は無いし行列にならぷことも無くすぐ買えるしこりゃ楽です。
この後実際に船に乗ってみてから分かったのですが、実は三等の下にもうひとつ四等というのがありました。三等との違いは部屋の寝台の数が違うだけみたいなので、別に四等でもよかったんですけど。おばさんはどうして三等までしか教えてくれなかったんでしょう。

三峡下りの船の切符 <−三峡の船の切符。「重慶至」とあり「漢口」のところで切られています。




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