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| 英国 |
英国はUnited Kingdom、日本語で言うところの「グレートプリテンおよび北部アイルランド連合王国」である。サッカーのワールドカップでも、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドが予選に登場する。5カ国対抗ラグビーというと、その4カ国にフランスを加えた5ヶ国で行われる。見方によると卑怯である。
ここでいきなり余談だが、4カ国がバラバラにやるよりも、「United
Kingdom」として出場したほうが強いのではないだろうか?
お金のほうはどうなっているかというと、紙幣に関してはイングランド銀行(Bank of England)発行のものとスコットランド銀行(Bank of Scotland)のものが流通している。ただ、イングランド銀行紙幣は英国全土で通用するが、スコットランド銀行紙幣はスコットランドでしか通用しないらしい。(※)
たしかにスコットランド以外でお釣りにスコットランド紙幣が混ざってきたことはない。
(※:スコットランド銀行紙幣はスコットランド以外では「受け取ってもらえないこともある」、という話もある)
イングランド銀行のデザインは当然のようにエリザベス2世である。ちなみに20ポンド紙幣の裏面はSir.E.エルガー。エルガーという作曲家の知名度は、クラシック音楽以外の一般社会ではどの程度なのだろう?
一方、スコットランド銀行紙幣のそれは「醸造所」であり、いかにも「スコッチ」である(笑)
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20ポンド(Bank of England)...表面
(80×149mm) |

20ポンド(Bank of England)...裏面
(80×149mm) |
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10ポンド(Bank of England)
(75×143mm) |
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10ポンド(Bank of Scotland)...表面
(75×143mm) |

10ポンド(Bank of Scotland)...裏面
(75×143mm) |
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| ドイツ |
ご存知のように現在のドイツの紙幣はユーロだが、かつてドイツ・マルク(DM)といえばヨーロッパでは最も安定かつ信用のある通貨と言われた。そのマルクを捨ててまで通貨統合の道を選んだドイツの心意気を英国は見習うべきである。
西ヨーロッパの大部分の国が通貨統合したことは旅行者にとっては現実面で非常なメリットである。こまごました国が地続きになっているヨーロッパでいちいち両替する必要が無い。
だが両替作業の手間はたいしたことではなかった。問題は「金銭感覚」である。
「8日間ヨーロッパ4カ国周遊の旅」などにおいては「昨日はリラ、今日はマルク、明後日はフラン」などという状況もザラだった。もうわけわからんぞ。まさに悲劇である。
ユーロのおかげで悲劇は避けられることになったが、国が変ってもお金が変らないのでちょっと味気ないというのもまた事実である。
なお、マルク(DM)の下はペニヒ(Pf:Pfennig)で、1DM=100Pfだった。
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10マルク
(65×130mm) |
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| フランス |
かのおフランスもドイツ同様フランを捨ててユーロになった国である。
この「フラン」という単位、まだガキだったころ、「フラン」スの通貨は「フラン」だと妙にカンドーした思い出がある。実際のところはどうなんですかね?
20フラン紙幣には音楽家クロード・ドビュッシーが描かれていて、その背景は海という分かる人はつい「ニヤリ」としてしまうデザインだった。なぜ「海」で「ニヤリ」なのかというと、「交響詩”海”」はドビュッシーの代表作である。
ヨーロッパの国々は芸術家・文化人がよく紙幣に登場する。それに対してわが日本国はどうかというと.....夏目漱石くらいか? 近いうちに樋口一葉も登場するが、まだまだヨーロッパには遠く及ばない。
では日本の紙幣に滝廉太郎や山田耕筰?? ゼッタイありえませんっ!
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20フラン
(75×141mm)
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| オーストリア |
オーストリアの何シリング紙幣だったかは忘れたが、モーツァルトの肖像画を使っているらしい。
「らしい」というくらいだから、通常の短期旅行者がお目にかかるような金額ではなかったと思う。1000シリングだか、5000シリング? 安宿に泊まっている限りは1泊せいぜい4〜500シリング。というわけで全く縁なし。
2度目のオーストリアは、モスクワからミンスク(ベラルーシ)〜ワルシャワ(ポーランド)〜ブルノ(チェコ・スロバキア)を経由して2泊3日かかって(とは言っても直通列車(^^ゞ)やっとこさ到着したウィーン南(Wien
Sud)駅。しかし着いたのが早朝で、まだ両替所もツーリスト・インフォメーションもあいてなかった。
しばらくすると両替所が開いたので両替。で、手に入れたオーストリア・シリングで最初にしたことは、駅のスタンドでブルスト(ソーセージ)を食い、アップフェル・ザフト(アップル・ジュース)を飲んだことであった。
ロシアのメシのあとのソーセージとアップル・ジュースは最高に美味かったゾ(笑)
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20シリング
(61×123mm)
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| ロシア |
ソビエト崩壊直後のルーブルの価値は混乱の極みであり、いったい1ルーブルがいくらなのか、さまざまな情報、というかレートが飛び交い、その混乱のせいか現地のホテルの支払いすら敵国(?)通貨の米ドルであった。ルーブルだと日々(時々??)レートが派手に変動するので収拾がつかない、という話もあった。
事前の情報収集はそんな感じだったので、横浜〜ウラジオストックの船の中で「ルーブルはいくらなのか?」を船員に聞いてみた。すると、「US$1=120ルーブル」だという。つまり、1ルーブル≒1円である。
というわけで1ルーブルのレートは分かったが、物価が全く分からない。船を降りてそのあたりの店を適当にひやかして物価感覚を掴み、とりあえず5000円両替という判断を下した。
両替場所はウラジオストックのフェリー・ターミナルの2Fの小さな窓口であった。そこで5000円札を1枚出すと、1cmくらいの厚さのルーブル紙幣の束が出てきたのである(!)。1ルーブル札や5ルーブル札も混じれば、それくらいの厚さになる(笑)
で、本来は「国外持ち出し禁止」のはずのルーブルがなぜ手元にあるのか?
簡単である。両替する場所も無く、また取り上げられることもなかったのである。これまた鉄道でロシア〜ベラルーシ〜ポーランドと出国する際にいわゆる「出国カード」に記入しなければならない。しかし、全てロシア語で書かれていて、なにがなんやらチンプンカンプンである。
ところが、ウィーン行きの国際列車だったので、幸い車掌さんは英語が出来た。話してみると出国カードは代筆してくれると言う。パスポートを見たりしていろいろ書いてくれたが、所持金の欄になったらしく「ルーブル、いくら持ってる?」と聞いてきた。最初から持ち出し禁止なのは分かっていたので正直に「●●●ルーブル」と答えたが、その金額を書きこんで、それでオシマイであった。
てな感じで、「ルーブル国外持ち出し禁止」はうやむやにされ、わけのわからないうちに300ルーブルばかり手元に残っているのである。
そんな「わからない」尽くしのシベリア鉄道旅行であった。
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200ルーブル
(70×145mm) |

5ルーブル
(56×114mm) |
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25ルーブル
(61×121mm) |

3ルーブル
(57×114mm) |
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10ルーブル
(61×122mm) |

1ルーブル
(54×104mm) |
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| ベルギー |
ベルギーは美味いっ!....と、紙幣とは全く関係無いか(爆)
しかし、ベルギーといえば食い物の記憶しかないからしょうがない。小便小僧もよく覚えていない....。
私の大学時代の友人に新橋でレストランをやっているのがいるが、彼は卒業後に4年ほどヨーロッパでレストラン修行をしていた。その彼も「フランスよりベルギーのほうが美味い」という。プロがいうのだからホントであろう。
で、ベルギーの通貨単位はベルギーフラン(BF)である。偶然かどうか20FF紙幣と100BF紙幣のサイズはほぼ同じ。
いまではユーロになり、ほぽ同じどころか全く同じ。
フランス料理とベルギー料理(とわざわざ言うのか?)、フランス・フランとベルギー・フラン。かくのごとくベルギーとフランスは近い。
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100ベルギー・フラン
(76×141mm) |
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| オランダ |
オランダの紙幣の肖像画、なんだかなぁという感じである。どうも他国に比べるとマンガっぽい(笑)
このギルダーという単位、正式にはダッチ・フローリンというらしい。ギルダーはあくまでも通称らしいが、「ダッチ・フローリン」などというのは見もしなかったし、聞きもしなかった。
で、紙幣ではないがオランダの硬貨には2.5ギルダー玉などいうのがある。これがまたクセ者で、「2」の横に0.5ギルダー分は分数で「1/2」と書いてある。しかもちょっと小さめに。
ある日、ゴッホ美術館のレストランでおつりをもらうと計算が合わない。0.5ギルダー足りないのである。レジの兄ちゃんにブツブツ言うと、これまた懇切丁寧に「●●ギルダーもらって、全部で▲▲ギルダーだから、おつりは■■ギルダーであってますよ」。しかぁし、手もとのおつりが■■ギルダーに0.5ギルダー足りないぞ、と思って手もとの玉をよぉぉぉく見ると、0.5ギルダー分は「2」のとなりに小さく「1/2」とあった。
私 「スススス、スンマセン。ちゃんと、ありまひた....」
兄ちゃん「ノープロブレム(^^)」
アメリカの25セントはまだいい。が、「2 1/2ギルダー」はかんべんしてくれ!
ちなみに2ギルダー玉というのはありません(^^ゞ
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10ギルダー
76×142mm)
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| フィンランド |
フィンランドは前から行きたかった国だった。が、実際に行ってみると、悪いところではないがいまいちピンと来ない国だった。
標準的日本人が想像するヨーロッパの国とは雰囲気は違い、ヘルシンキの町中もどちらかというと雰囲気はロシアに近く殺風景である。長い間ロシア領だったから仕方が無いか...。
という具合に前から行きたかったフィンランドなので気合いを入れて(?)ヘルシンキに数泊したが、見るべきところもたいして無く、路面電車乗り放題のヘルシンキ・カードでこれまたたいして広くも無いヘルシンキの町中をグルグル周って日々過ごしたのだった(笑)
そんな「いまいちピンと来ない」フィンランドも、北極圏寸前のロバニエミ(ラップランド最大の都市、らしい)あたりまで行くと、いわゆる「白夜」が体験できる。これはなかなかカンドーものである。深夜2時くらいに起きて外を見ても、日本でいう夕方くらいで十分明るい(5月ころのこと)。夜の10時くらいに歩き回っていても、なんら問題は無い。
嘘かホントか知らないが、夜も明るいので小さい子供が夜遊び(?)してしまい、寝不足になるそうである(笑)
ところで、100マルカ紙幣の肖像画(というより、写真のまんま)はフィンランドを代表する大作曲家ヤン・シベリウスであり、おフランスのC.ドビュッシー、スコットランドのSir.E.エルガー等とならんで作曲家シリーズである。
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100マルカ
(69×143mm) |
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| スウェーデン |
クローネといえばデンマークもたしかクローネだったような気が。
そのデンマークに穴開き硬貨があったのには驚いた。SASでNRT→CPH→LHRと飛んだとき、コペンハーゲンの空港の売店で貰ったお釣りの中に、ななな、なんと穴開き硬貨を発見したのである。よく「穴が開いた硬貨は、世界で5円玉と50円玉だけ」と言われるが、それはウソである。かつては中国(というか、清)の硬貨(永楽通宝など)でも穴が開いていたのだから、「穴開き」は日本人だけが思いつくものでもあるまい、と考えるのがフツーか。
と、スウェーデンとは全然関係無い話でスミマセヌ(爆)
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20スウェーデン・クローネ
(67×121mm) |
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| イタリア |
ユーロになるまでのリラ時代はヨーロッパ有数の桁数の多い国だった。
安宿一泊100,000リラ、ピザ8,000リラ、バチカン美術館入場料18,000リラ、日本までの葉書1,000〜1,500リラ。
とまあ、にわかお大尽気分の味わえるそんな国だった。
そんな国もユーロが導入され、あるときイタリア国民の感想が新聞の隅っこに載っていた。
「桁数が減ってますます貧乏になったような気がする」と。
イタリア国民よ、前の桁数が多すぎただけである。
実質はなにも変わっていないので気にすることはない。貧乏な人は昔も今も貧乏なままである(爆)。
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1,000リラ
(60×112mm) |
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| ポーランド |
ポーランドは一応行った事がある、というかモスクワ〜ウィーン間の移動の際に通り過ぎただけである。
ところが、もともと通り過ぎるどころかポーランドに足を踏み入れる予定は全くなかったので、通過時にはエライ目にあった。
そのモスクワ〜ウィーン移動のときもワルシャワ駅で5時間くらい停まっていたが、そもそもロシアの列車なので時刻表はあってないようなもの、何時に発車するか時刻表はあてにならない。それで、5時間もあったにもかかわらず昼寝したり列車の近くをブラブラするしかなかった。
てなわけで、この紙幣は現地調達ではなく日本国内調達である。具体的には葉書出してプレゼントで貰いました(^^ゞ
その5000ズウォティっていくらくらいかと日本円に換算すると、
1ズウォティ = 約29円 ・・・・ 29円 × 5,000ズウォティ = 145,000円(!!!!!)
となるが、マジっすかぁ??
今は最高金額は200ズウォティ紙幣らしいが、当時は通貨価値が今よりかなり低くてこんな高額紙幣が存在したのかもしれぬ。
ちなみにデザインは表はショパン、裏はその譜面(ポロネーズ)である。
いかにもポーランド(笑)
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5,000ズウォティ...表面
(63×139mm) |

5,000ズウォティ...裏面
(63×139mm) |
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