ガムラ・スタンで中世に迷い込む・・・ストックホルム


シリア・ラインの豪華客船ヘルシンキから朝到着。駅のツーリスト・インフォメーションで宿を紹介してもらおうと思い行ってみたのですが宿がナイ! インフォメーションの兄ちゃんの話によると「週末にマラソン大会がありスウェーデン中(ヨーロッパ中?)からランナーが来ている」からだそうです。とは言っても3件ほどTELしてもらい駅から歩いて10分くらいのところのユースホステルがあいてました。

ストックホルムはヘルシンキよりもずっとヨーロッパっぽい(日本人的には)です。いわゆる中世的な町並みがあるのです。その代表的なのがガムラ・スタンといわれる旧市街(右の写真)、王宮などもある一帯です。石畳にまがりくねった路地。この地域に人が住み街が出来はじめたのは13世紀ころらしいです。このあたりもホテルはあってすごく雰囲気がいいところなので泊まりたかったのですが、どれもこれも高かったのであきらめました(ガッカリ...)。滞在中に何回か行ったのですが、まるで中世に迷い込んだような錯覚に陥ります。そのうちの一度などは写真のように雨が降っていて薄暗く、ますますその雰囲気がいっぱいでした。

このガムラ・スタンにはスウェーデン王室の王宮もあり、内部は一般公開されていて、おまけに昼の12時か1時(季節によって違うそうな)に衛兵の交代式も見れます。王宮内部見学はお金がいりますが、衛兵交代式はタダ!
では今の王室の家族はここに住んでいるのでしょうか?
ブー、残念でした! 船で50分くらいのストックホルム郊外のドロットニングホルム宮殿に住んでいるのでした。船は市庁舎東側の船着き場から往復70SEKです。

そのドロットニングホルム宮殿に行って、帰りの船に乗るときのことでした。
1時間に1本しかない船が着いてみんなぞろぞろ乗っていって最後の方でやっと順番が回ってきたら、船のおっさんが前の一団を指差して「彼らと仲間か?」と聞くので(もちろん英語)、「なんでそんなこと聞くんだ???」とは思ったものの大して考えもせず「いや、違う」と答えたのが運の尽き! おっさんは乗り込む人数をちゃんと数えていて、船はすでに定員いっぱいだけれど、もし同じグループなんだったら1人くらい乗せてやろう、と思っていたのです。にもかかわらず正直に「No!」と答えたので、「ほんじゃ次の船にしとくれ」となってしまったのです。
乗せてくれぇぇぇぇ、(奇界島の俊寛僧都状態...)とは思っても船はさっさと出航し、1時間ひまをつぶさなくてはならないのでした。おしまい。







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