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       ホテル・ロッテの大韓旅行社でパンムンジョム・ツアーに申し込みました。このツアーでないと行けないのです。板門店は「休戦中」なのですから。軍事境界線までいくためいろいろな制限があります。 
      ツアーのパンフレットの「注意書き」によると、主なものだけでも 
      ●パスポート持参 
      ●次のような服装は禁止。 
      Gパン、Tシャツ、運動服(いわゆるトレーニング・ウェア、ジャージとか)、半ズボン、サンダル、ミリタリー・スタイル(こんな格好で行くやついるか?)、ミニ・スカート、露出の多い女性服、男性の長髪または整髪されていないヘアースタイル、等々。 
      (このような服装は朝鮮からしてみればアメリカ的であり、韓国人はまだアメリカから物資を支給されて生活している、と考えるからです、とガイドの人いはく) 
      ●朝鮮の人に対するいかなる行動(対話、手を振る等)も禁止。 
      などの注意事項があります。でもTシャツで来ているおやじが何人かいました。 
      そのツアーも月〜金しかやってない、というので月曜日のツアーに申し込んだら満員。火曜日のもいっぱい。じゃあ水曜日はどうだ、と聞かれて水曜日にしました。水曜日がいっぱいだったら木曜日は帰らなきゃならないので、あぶなかったぁ...。とりあえずよかったよかった。 
       
      朝は出発20分前にホテル・ロッテの大韓旅行社前に集合し、2台のバスにわかれて出発。事前にパンフレットやなんかでビビらせられいるので、すでに緊張感が漂っています。 
       
      途中で、フィリピン軍参戦記念碑や肉弾十勇士忠魂碑などで休憩し、臨津江の手前でパスポートチェックがあり、DMZ(非武装地帯)へ。橋にもバリケードが設けられていてバスはそれを避けながら右左へ蛇行して走っていきます。 
       
      途中、「自由の村」の近くを通ります。この「自由の村」というのは、韓国国民の3つの義務である「兵役」「納税」「教育」のうちの最初の2つが免除される特権があります。でも0〜4時は外出禁止、農作業も警備兵がつき、日中1人での外出不可という制限付き。朝鮮の方にも同じような「平和の村」というのがありますが、ガイドさんいはく実際にはだれも住んでいないのでは、とのこと。なぜなら毎日全部の家が同じ時間に電気がつき消えるから。 
       
      最前線基地のキャンプ・ボニファスで、昼食&ブリーフィングとなります。昼食はいわゆるバイキング方式の軍隊食ですが、将校用だったせいか結構いけましたよ。ここでもキムチがわんさかあったのはさすが韓国です。昼ごはん後、板門店の歴史その他のブリーフィングとなります。何が起こっても(つまり、死んでも)ブーブー言わない、という誓約書にサインさせられ、ここでまた緊張感がただよいます。ブリーフィング・ルームのとなりの建物になんとこんなところにお土産屋さんがあり、板門店グッズはもちろん韓国土産までありました。緊張させるわりにはへんなところで商売根性あるのでまいります。 
       
      このあとソウルから来たバスとは別のバスに乗って(軍の装甲車の先導付き)会議場・自由の家などへ向かいます。ガイドは大韓旅行社のガイドのキムさんではなく、米軍兵士のガイドになります。自由の家というのは3殻建の楼閣みたいなもので監視台といっていますがそこでだれかが監視しているわけでもありません。2列に並んで歩くとか、自由行動禁止とかいろいろ制限があるわりにはほとんどの場所で写真撮影はOKです。う〜ん、ようわからん。 
       
      これでしめて55000ウォン。 
       
      
      
        
          
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            | 軍事停戦委員会本会議場(手前)と板門閣(向こう側) | 
            「帰らざる橋」と朝鮮の「平和の村」(左奥の鉄塔の建っている辺り) | 
           
        
       
       
      
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