ウラジオストックのレストラン
(ロシアのオババの写真が無かったので右のほうにちょっと写っているだけですがとりあえずこれで)

ロシアのオババはアエロフロートでもたくましかった


ロシアのオババのたくましさはウラジオストックポーランド不法入国のあたりにも書いた。
ところがアエロフロートのスチュワーデス(この言葉からその風体を想像してはいけない)のオババもなかなかたくましかった。

モスクワからはこれまた鉄道で2泊3日でウィーンへ向かった。アエロフロートのオババのたくましさに出会ったのはアエロフロートロ・ロシア航空でウイーンからモスクワに飛び、モスクワで3時間遅れの後成田行きに乗ったときのことであった。かねてよりうわさで「アエロフロートは全席自由席。つまり早い者勝ち」と聞いていたが、ウィーンで手にした搭乗券にも席番号は書かれてありひとまずは安心であった。同じくモスクワのトランジットの際に手にした成田までの搭乗券にも席番号は書かれていたのでこちらもひと安心。

が、席番号が書かれていてもその番号の席が実際に飛行機の中にあるかというとそうとは限らないのがアエロフロートの恐るべきところである。

席はかなり後方だったので前方から乗りこみどんどん後ろのほうへ歩いていくと、10数人が席にもつかず立ったままかなりのハイテンションでぎゃあぎゃあ騒いでおる。まぁどうでもいいやと思い自分の番号の席に座ろうとするとシートがない!!!  「??????」となったが、よく見てみると上の席番号がなぜか2つの列の真中あたりにあるのだった。前の列が正しいのか後ろの列が正しいのか?? 機体の前のほうは頭上の番号と実際の席が1対1になっているのたが、後方に行くにつれてその席と番号の1対1の関係が微妙にずれてきて一番後ろのほうでは番号の下には席がないということになっていたのだった。

さてどうすべぇ、とそのぎゃあぎゃあ騒ぎを傍観していると、そこへアエロフロートのオババが「ったく、アンタたちなにやってんの! 早く座りなさい」とばかりにやって来た。ところが上のような理由なのでどうにもならない、と思ったのはまだまだアマく、そのアエロフロート・オババは席番号など全く意味が無いといわんばかりに「はい、あなたはココ! あなたはあっち! さっさと座りなさい!」という具合に全ての乗客を見事に席に詰め込んだのだった。

アエロフロートの機体もいいかげんだが、そのいいかげんさを見事にカバーするアエロフロートのオババもなかなかたくましかった。






プロローグ | 横浜港 | 日本海 | ウラジオストック | バイカル湖 | ヒマつぶし | 不法入国 | アエロフロート

写真集1 | 写真集2 | お宝資料集 | 旅程表

シベリア鉄道TOP PAGE

TRAVEL TOP PAGE